【サンティアゴ・アルフォンソ氏のプロフィール】

 

(15年前に 日本武道館で上演されたキューバ音楽をテーマにした伝説のショー「ノーチェ・トロピカール」での紹介文を引用)

 

ダンサーたちの指導者。89年、ハリー・ベラフォンテのステージでも舞台ダンサーの振付を。

 

SANTIAGO ALFONSO サンティアゴ・アルフォンソ ( チーフ・コリオグラファー )

 

1946年ハバナ市生まれ。19歳のときにバレエのレッスンを受ける傍ら、ハバナのマルティー劇場にダンサーとして出演。キューバの歴史的人物ラミーロ・ゲーラにその才能を見いだされ、ダンサーとして活躍し、62年から指導者として世界を翔ける。

 

ラミーロ・ゲーラが結成した国立舞踏団は、キューバのダンスシーンを語るうえで欠かせない存在。名だたるダンサーや振付師は、ここに集まりここから世界に旅立っている。

 

1959年にこの舞踏団の採用試験にパスしたサンティアゴ・アルフォンソは、キューバの歴史に名を残すような豪華な指導者のもとでダンスの腕を磨いている。1960年には、ソロ・ダンサーとして活躍を始め世界を巡る。その2年後には、力量をかわれダンサーを指導する側に成る。

 

64年には 《 あの有名な野外キャバレー・トロピカーナ 》 の舞台チーフとして活動をスタートさせる。その後国立民族舞踏団のアート・ディレクターにも指名され、この世界の第一人者となる。

 

79年からは、欧米各国で上演される。 《 トロピカーナ 》 のすべての振付とディレクションを担当することになり、84年には、『 ヘビのトリオ 』 という作品で、キューバ政府文化庁から“振付賞”を与えられる。

 

最近では、キューバ国立芸術学校でダンスとフォルクローレの先生、ドイツ国営テレビのバレエ団の振付、メキシコ市でのキューバ国立バレエ団主催のセミナーの講師、今回の 「 ノーチェ・トロピカール 」 のディレクターと多忙なスケジュールをこなしている。