楽器紹介
【コンガ】
キューバではコンガと呼ばれるよりトゥンバドーラと呼ばれることが多い。
演奏する人をトゥンバドーラと呼び、憧れの的である。
音楽のベーシックな部分を受け持ち、キューバのオーケストラには欠かせない重要な楽器である。この写真のトゥンバドールはサルサのお手本になったAdalberto y su son を支え続けた名器である。
● tatataの先生 Orlando Papin Mengual
【ルンバキント】
ルンバの時にそのポリリズム・アンサンブルの中で更に刺激を与え、その場を盛り上げる役目をする。ダンサーが居る時はそのステップに合わせたり、呼び込んだりする事もある。その為に高く強い音が求められるので、ハイピッチで良く鳴る楽器である必要がある。演奏する人を キンテーロ または ティンベーロ という。
●tatataの先生 Mario Asprina
【ボンコイチェミニ】
アフリカから伝わったアバクワで使用され、そのアンサンブルの中でルンバの時のキントと同じ役目をする。 アバクワは Ekon , Itones , Erikundi , Ereo-apa , Kuchi-yerema , Obi-apa , Bonko-enchemiya の 楽器で演奏される。
●tatataの先生:Roman Diaz
【バター】
アフリカから伝わったサンテリアで使われる両面太鼓。
大きい方から Iya , Itotele , Okonkolo と 呼ばれるが、 キューバの特にハバナの演奏家達の間では大きい方から Caja , Segundo , Konkolo と呼ばれている。数えきれないくらいのリズムが有り、それぞれが複雑なポリリズムを持ち、太鼓同士の会話も行われる。
●tatataの先生 Regino Jimenez
【カホン】
カホンは キューバ、ペルー、スペインのフラメンコで、主に使われているが、 これは キューバ・スタイルのカホンでルンバ等で使われる。木箱型の打楽器。コンガが無い時に 机やタンスの引き出しを叩いたのが始まりと言われている。 カホンを ある程度マスターして、コンガを演奏すると コンガの音が向上するので、キューバではまた新たに見直されている。
●tatataの先生:Raul Glez
【シェケレ(チェケレ)】
空洞の瓢箪の外側に木の実、豆、ビーズや貝などを編んだネットをかぶせた、アフリカ伝来の楽器。 普通は大、中、小の三つのシェケレで演奏される。 大きい方から Caja , Segundo , Kachimbo と呼ばれる。 クラベの役目をするGuatacaに合わせて、Kachimboが テンポをとり、 Segundoがポリリズムを加え、Cajaがティンバを与え演奏される。
●tatataの先生:Regino Jimenez
【ボンゴ】
二つ一組に固定された、片面太鼓。 典型的なサルサのオーケストラでは、コンガ、ティンバレス、ボンゴの 三つの打楽器が それぞれの役割りを果たす。 ボンゴはリズムにティンバを与える。ルンバのキントの役目に似ている。
●tatataの先生 : Alberto Hernandez
【ボクゥ】
コンパルサで使われる楽器。特にサンティアゴ・デェ・クーバのカーニバルのコンパルサ・チームで見られる。この写真の楽器は、そこで使われていた貴重な物で、 肩からさげて、パレードしながら演奏する為の物なので、比較的軽量である。
●tatataの先生 : Roberto Vizcaino
【ボンボ】
コンパルサで使われる。低音の太鼓、いわゆる大太鼓。 ダンスの基本的なリズムを叩きだす。 マーチング・バンド用の大太鼓より 胴の部分が薄いもので、セット・ドラムの胴を三分の一に切り割って作った手製品。 パレードに適している。
●tatataの先生 : Roberto Vizcaino
【ティンバレス】
ティンパニーから発展した、二つ一組の楽器。 キューバの殆どの打楽器がアフリカ的なのに これはヨーロッパ的。 サルサ・バンドやティンバ・バンドには欠かす事ができない。 最近ではドラムセットに組み込まれて使われる事が多い。
●tatataの先生 : Calixto Oviedo